美しく老いる、60代女性のダイエット、美容、健康のためのブログ

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石原裕次郎の魅力 というもの。 私はファンじゃありませんが

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私は、小さい頃 東京の 大井町線 緑が丘 という駅の側に住んでいた。

緑が丘の駅には、よく石原裕次郎の映画のポスターが貼ってあった。

 

その頃、私はまだ幼稚園にも入っていない年齢だったと思う。

母に手を引かれて、緑が丘駅に行くたびに、裕次郎のポスターを見ていた。

 

それで私は、裕次郎を「不細工なお兄ちゃんだな」

と、思っていた。若干3歳くらいで、人の器量を見定める、嫌な餓鬼だったんだな、私は。

 

で、こんな不細工な兄ちゃんが、大きなポスターになって、駅に貼られていることが、本当に不思議だと思っていた。

 

で、長い、長い間、裕次郎=不細工な兄ちゃん と思い込んで

裕次郎の魅力なんて全然判らなかった。

 

それで、しばらくたって、気が付くと裕次郎は

 

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こういう状態になっていて、裕次郎=不細工なお兄ちゃんから

裕次郎=やくざなおっちゃん

という具合に、イメージが変わっていった。

 

で、別に裕次郎の歌にも魅力を感じなかったし

(演歌とムード歌謡が苦手なもので)

裕次郎が過去に、なぜあんなに人気があったのか理解できなかった。

 

が、ある日、ビデオで「幕末太陽伝」を見てしまったんですね。

これは裕次郎、というより 故フランキー堺が見たかったせいだ。

 

で、幕末太陽伝を見たら、裕次郎が出ていて

何だか、裕次郎は演技も下手だし、相変わらず不器量なんだけど

光っているのを感じた。

 

ビデオ画面の中で、裕次郎の出演画面だけ 光っているんだよね。

 

あー、これだったのか! と、私は得心しましたね。

確かに不細工なんだけど、他に無い魅力があるんだよね、裕次郎には。

 

それから、DVDを借りて、裕次郎映画を見まくりました。

 

裕次郎に演技力を求めてはいけないね。 ただあの方は若さの魅力

という、それだけで光っている。

 

その分、歳を取るに従って、輝きが消えて行くのがはっきり判るんだね。

 

神様、というのがあって、裕次郎に類い希な魅力を与えたけど

それは期間限定のものだった。と私は思う。

 

若いときの裕次郎が魅力的だったのは、よく判ったけど

私は裕次郎のファンにはなれなかった。

裕次郎の魅力は陽炎みたいで、私はその陽炎を同時代で見たわけじゃない。

 

だから、裕次郎の魅力には了解できても、(芸能人として)愛するまでは

いけなかったんだね。