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天地真理が人気者だった頃を私は知っている。

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この画像は、おそらく天地真理が絶頂期の頃のものだと思う。

天地真理が一番天地真理らしい画像だと私は思う。

皆様はこの画像の人物をを可愛いと思われるだろうか?

 

昭和のある時期、天地真理は、突然という形で人気者になった。

可愛い隣の真理ちゃん、という位置づけだったと思う。

手に届かない美人ではなく、隣に住んでいる可愛いお姉さん。

それが天地真理の立ち位置だった。

 

実は私は若い頃、天地真理に似ている、と言われていた。

同じ頃、天地真理に似ている、と言われた若い女の子は山ほどいると思う。

林真理子は、エッセイの中で「天地真理に似ている」と言われたと書いている。

広義に見れば、女芸人のオカリナ、という人も天地真理に似ている。

 

1枚だけでは何なので、もう1枚画像を貼ってみる

 

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可愛いといえば可愛い。

この可愛さ、というものの正体は、性的なものがない、という可愛さである。

言い換えれば色っぽさのない健康な可愛さである。

その健康的な可愛さがお茶の間のあらゆる年齢に受けたのだと思う。

 

天地真理は2年間ばかり、すごい勢いで人気者だった。

聖子ちゃんとか、ピンクレディとか、そのあたりと同じくらい人気があった。

ただ、その人気の期間があまりに短かった。

本当に2年ほどの絶頂期を得て、真っ逆さま、という具合に人気が落ちた。

 

何で天地真理の任期期間が短かったか? と分析すると

デビューの年齢である。

記憶違いでなければ彼女は20歳でデビューしている。

20歳と言えば、アイドルとして、もう上がりの年齢である。

殆どのアイドルは15くらいでデビューして、20ではもう上がりである。

上がりの年齢からアイドルを始めた天地真理は賞味期間が短かった。

 

19歳デビューという表示もあるのだが、私の記憶では

20歳デビューだったと思う(デビュー時1歳年齢を詐称していた)

 

もう一つは、天地真理の顔である。天地真理の顔はあまりに天地真理でありすぎた。天地真理の顔アイコンは、歌手以外の応用が効かなかった。

例えば百恵ちゃんなら、顔が薄いから(失礼)化粧と髪型で

いろいろな表情が出る。ドラマにも出られる。

だが、天地真理はそうもいかない。あまりにもくっきりと天地真理の顔でありすぎて、応用が効かない。

 

強烈なファンの方には怒られるのを承知で言うが、天地真理は演技も下手だった。

ドラマでの天地真理はセリフを棒に読んでいた。

天地真理は「魔性の香り」というロマンポルノにも出ているが、それについては

未見にして何も言えない。

天地真理には結局音楽しか無かったのだが、ヒットがでなくなれば需要はなくなる。

 

天地真理が結婚したのは彼女が30歳位の時だったと思う。

大変に失礼なことを言うが、お相手の方があまりにも不器量だったので

びっくりした覚えがある。

「天地真理って、面食いじゃないんだな」

と、その時は思ったが、最近、週刊新潮に天地真理が若い時好きだったのは

沢田研二だった、という記事が出て、

「何だ面食いじゃん」と再確認した。

 

些細なことを覚えていて申し訳ないのだが、天地真理が結婚した時

「子供が生まれたら、恩人の森光子さんの名前をもらって光子、という名にします」

と、言っていたのだが、実際に子供が生まれたら、真保ちゃん、という名だった。

「嘘つき」

と思ったが、それはまた別の話である。

森光子は天地真理のデビューを後押しした。

 

結局、天地真理は2年で燃え尽き、燃えカスだけが長く残った。

だが、この燃えカス、貴重な燃えカスで、強烈なファンの方々を残した。

今はファンの方が会費で彼女の生活を支えているらしい。

この熱烈なファンの方が何人いらっしゃるのかは知らないが

これこそが彼女の財産であろう。

 

結局、私は天地真理について、何を言いたいのだろう。

遠い昔に「似ている」と言われたばっかりに、折りに触れ

動向を気にした歌手の何十年かのビフォーアフターを

見ることが出来た、ということだろうか?

 

最後に、私は天地真理の歌声が好きである。音楽高校卒の彼女が

途中まで習ったであろう、声楽の発声法が、私は気に入っていた。

彼女のCDは何枚か持っていて、折りに触れ、曲を聞くことがある。