パスタのゆで時間って、長い間、アルデンテでっていうのが常識でしたよね?
アルデンテって、パスタの芯に髪の毛一本ぐらい固いとこが残っている
茹で方ですよね。
この茹で方が日本人の間で常識になったのは
1980年の伊丹十三のエッセイ『女たちよ!』に書かれてからで
(ちなみに私は、この本をリアルタイムで読んでいます。歳がわかりますね(^_^;
私も長年、この茹で方でパスタを茹でていました。
この茹で方が正しい、と信じてましたから。。。とは言っても
パスタの袋に書いてあるゆで時間の通りに茹でていただけですけども。
ところが、最近、お年寄り(75歳越の女性)と一緒に料理する事が3回ほどありました。
この3回とも、なぜかパスタを茹でたんですけど
この3人の女性が、口を揃えて言うんですよね。
「スパゲティは、固く茹でちゃだめ、柔らかい方がおいしい」
75歳を過ぎた方はパスタとは言わす、スパゲティ、とかマカロニ
というふうに言われます。
私は、年を取ると歯が悪くなるから、柔らかいパスタの方が食べやすいのかな?
と思いましたが、言われた通り、パスタを柔ら目に茹でてみたんです。
そしたら、本当に、アルデンテに茹でたパスタより、ちょっと柔らかめ
(といってもベチャベチャにゆでるわけではない)
に茹でた方が、ソースの味の入り方がいいし、確かに美味しく感じるんです。
それに、アルデンテに茹でたパスタは時間が経つと、固くなってしまいますが
少し柔らか目に茹でたパスタは時間が経っても、それほど固くならないです。
それで、私はパスタの茹で方として、袋に書いてある時間よりも1〜2分
長く茹でるようになりました。
まあ、こういうのは好みがありますので、試してみて好みに合わなかったら
またアルデンテにもどしてくださいませ。m(__)m