かなり昔のことだが、NHKの番組で国民年金で暮らす老夫婦の特集をしていたことがある。
うろ覚えだが、二人合わせて1ヶ月に10万足らずの国民年金だったと思う。
公団住宅に住んでいて、家賃を払うと6万くらいしか残らない。
その6万で、光熱費や、食費などを賄うのだ。
いろいろ節約して暮らしているのだが
一番ショックだったのはトイレットペーパーの数を数えて暮らす
ことだった。「今月はあと3巻しかトイレットペーパーが使えない」
というようなことが日常生活で普通に起きているのだった。
私の育った環境も、どっちかといえば貧乏だったが、トイレットペーパーに
困ったことはなかった。
で、長いこと、トイレットペーパーは一袋(12巻入り)でどのくらいの期間使えるか? と疑問に思っていた。
今回去年の12月11日から、トイレットペーパーの袋を切って使い始めた。
55mダブル 12巻入り 再生紙 税込み300円ほどのトイレットペーパーである。
で、今回、無事に1袋を使い終わった。その結果、一人暮らしで、12巻のトイレットペーパーは 約1ヶ月保つ。
ということは、二人暮らしだと2週間、4人暮らしだと1週間でトイレットペーパー12巻が無くなることになる。
勿論、家にいる時間の長さとかが影響されてくる、とは思うが、まあそんなところのようである。
4人暮らしだと、1ヶ月のトイレットペーパー代が1200円かあ。
ということで、たまに笑い話のように出て来る、トイレに
「大は30センチ、小は15センチ」などの貼り紙が貼ってある、という家庭も
本当にあるのだろうなあ、と思った。
たかがトイレットペーパー、されどトイレットペーパーである。
願わくば私も、一生トイレットペーパーに不自由なく暮らしたいものであるう。