若い頃にはわからなかったこと、
それは友達が死んでしまう、ということ。
40代では起きなかった、50代でも起きなかった。
だけど60代になったら起きた。
ある日、イトコが60歳で死んだ。家族が昼寝をしている、
と思ったら死んでいたそうだ。
ある日、もう一人のイトコが死んだ。朝起きたら
布団の中で死んでいたそうだ。
二人とも、たまに電話で近況を語り合っていたイトコで
死なれたら唖然とした。
それとは別に、長いこと友達をしていた人が動けなくなった。
腰をやられたそうだ。
時々、一緒にランチに行ったりしたが、もうそういうことは出来ない。
もう一人の友人は、とても元気だったのに
ある日、脳梗塞で倒れた。もう一緒に遊べない。
年を取る、というのは孤独になっていくことだ。
私は一人っ子で、比較的孤独に強い。
でも、年月が経つうちに少しずつ知り合いが減り
孤独が増してくる。
もし大家族で、子供夫婦や孫と一緒に暮らせたら幸せだろうか?
ふと考える。
でも、大家族の中で、6畳一間を与えられ、孤独に暮らしてる人もいる
一人で暮らす孤独と、家族の仲の孤独は、比べられないだろうけど
後者の方が辛そうだ。
年を取る → 孤独が深まる。 →心を強くする。
そうできればいいのだが。なかなか難しい